予約していた本『FINAL FANTASY VII REMAKE Traces of Two Pasts』が届きました!
予約する時に、商品紹介を見たのですが
-聞きたいって言った人、いなかったし、話したいと思う相手もいなかっただけ。ね? 聞く?聞く?
FINAL FANTASY VIIの世界を彩るふたりのヒロイン、エアリスとティファの知られざるそれぞれの軌跡
著者:野島一成
とだけしか書かれていなくて、エアリスとティファの過去編ということはわかるけど、それ以外は全く情報なし。一体どんな内容なんだ?と思いつつ予約したのでした。
今回は、私のように本の内容が分からなくて「購入するの迷うなあ」という方に向けて、ネタバレしない程度に、ざっくりこの本のあらすじを紹介していきます。
まず、本全体は
Episode-1 ティファの軌跡
Episode-2エアリスの軌跡
Coda 絵画の中の調査隊
の3部構成になっています。
ボリューム的には、ティファ6:エアリス3:Coda1のイメージでティファのボリュームが多めです。ティファ好きな人にはおすすめです!
Episode-1 ティファの軌跡
「Episode-1 ティファの軌跡」は、12歳から18歳の頃までのティファの生い立ちの物語です。
クラウド、バレット、ティファ、エアリス、レッドXIIIがグラスランドを歩いている最中、ティファが自分の子供時代の話をするところからストーリーが始まります。
故郷ニブルヘイムで子供時代によく一緒に遊んでいた男の子達との思い出からはじまり、ティファの師匠ザンガンとの出会いや修行の様子、ニブルヘイム事件の後のスラムでの暮らし、セブンスヘブンで働き始めることになった経緯など読みごたえ十分です!
スラムの話になってからは、『ファイナルファンタジーVII リメイク』で登場したマーレさん、ジェシー、ビックス、ウェッジ、バレット、マリンといった、ゲームで見知ったキャラクターも登場します。クラウドは話の中に登場はしますが全体を通して出番は少なめです……。
私は、ティファがスラムに来てから初めて働いた、お饅頭屋さん(八番饅頭)の話が結構好きです。“フカフカのおまんじゅうに野菜を挟んで甘辛い肉のそぼろ煮をかけた饅頭”って絶対に美味しいでしょ!
思わず、この八番饅頭のあたりを読んでいる時、仕事帰りに肉まんを買って食べてしまいました。肉まんも十分美味しかったですが、八番饅頭も食べてみたいです。
Episode-2 エアリスの軌跡
Episode-2はエアリスの過去編です。
7歳の頃に神羅ビルから母イファルナと共に逃げ出してきたエアリス。しかし、イファルナはスラムの駅で力尽きてしまい、エアリスはその後駅で出会ったエルミナ・ゲインズブールと共に暮らすことになります。
この話は、エアリスとエルミナがどう親子になっていったかというお話です。
エアリス以外の登場人物はこちら
- イファルナ:エアリスの母親。両親がともに古代種の、純血の末裔。
- エルミナ・ゲインズブール:エアリスを引き取り、育てることになった女性。
- ガブリエル・ゲインズブール:エルミナとエアリスが暮らしている家を建てた男性(故人)。ミッドガルの建設に携わっていた。生前は、建設現場のまとめやく一番頭として、プレートを支えるスラムの設備の修理や工事に人手が必要な時に神羅から仕事をもらっていた。
- クレイ・ゲインズブール:ガブリエルのひとり息子。エルミナの夫。二番頭。
- メグロ:クレイと同じ二番頭でクレイの幼馴染み。丸々と太った陽気な目をした大人。
- ロナ:メグロの娘
- マーセルス:メグロの息子
- カルロ・キンキー:クレイの弟分、背の高い痩せた青年。エアリスは最初乱暴者という印象を受ける。
- ブッチ、ロダン、マービン、ロジャー、ボーマン、ルイス:ガブリエル・ゲインズブールがまとめていた建設事業の三番頭達。
と登場人物が多く、私は人の名前を覚えるのが苦手なので「この人はなんの人だったっけ?」とページを何回か戻りながら読みました(笑)
ツォンも登場します。ツォンがエアリスの家に初めて来た時、エアリスが8歳。
以前購入した『ファイナルファンタジーVII リメイク アルティマニア』から、ツォンとエアリスの年の差が8歳と分かったので……当時のツォンは16歳か!ずいぶん若い時から神羅カンパニーでタークスとして働いていたんですね。エルミナに「ずいぶん若いね。新人かい?」と言われてしまっています。
Coda 絵画の中の調査隊
Coda は、楽曲・楽章などの最終部分 や 小説・戯曲などの結末、しめくくりを意味します。
ティファとエアリスのエピソードと比べると、だいぶみじかめの話です。
この話はどんな話かというと、タイトル通り「絵画の中の調査隊」の話です。これでは全然説明になっていないじゃないか!と言われそうなので、なんの「絵画」か?だけをネタバレすると、『ファイナルファンタジーVII リメイク』のゲーム画像からこちら

かつて神羅ビルでエアリスと母のイファルナが暮らしていた部屋の、壁一面に描かれた絵。この絵画に関する人物の話が「Coda 絵画の中の調査隊」で書かれています。
冒頭から一人称が「俺」、場所も神羅ビルが出てくるので、語り手がツォン?と思いながら読みはじめましたが違いました。主人公が誰なのか?、この「俺」は何がしたいのか?が物語を読み進めていくとだんだん分かってきます。これは前情報なしで楽しむ話だと思うので、この最終章についてのあらすじ紹介はここまでです。
まとめ
全体的に読みやすい文章で、私は仕事が終わった後の夜に本書を読んでいましたが3日で読み切りました。(早い人は1日で読み切ってしまうかもしれないです。)私は小さい字でビッシリ書かれた難しい小説が苦手なのですが、そんな私でも飽きずに最後まで読み進めていけました。だからといって、内容が薄いわけではなく『ファイナルファンタジーVII リメイク』のゲーム内で見た映像の前後に、こんなことがあったのか!と知れるのでとても興味深かくて楽しめました。
以上ざっくりですが、あらすじをまとめてみました。購入を迷っている方の参考になれば幸いです!
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